30年程前に開発された住宅地の中に建つ住宅の建替え。
ご夫婦２人が趣味を楽しみ快適に過ごせるように、
1階は茶道・華道の教室やオーディオルームとして趣味を生かしたサロンスペース。
２階はプライベート空間として階段を中央に各スペースが回遊式につながるレイアウト。
建具を開け放つとワンルームとなるプランになっています。

感性がそだつ場所
家族の動きや声で気配を感じ、お庭の花や樹木で季節を感じ、
影の動きで一日のうつろいを感じ、灯りにあたたかさを感じ、夕暮れを楽しむ場所がある。
感じることの多い住まいでありたい。

光と風の通りみち
住まいの中心にある移動空間を、もっと楽しく居たくなる仕掛けで、、家族の集う場所。
その場所に光と風が行き交い、より心地よさを感じる居場所となり、
またそれぞれの部屋にも光と風を、届ける場所になっている。

自然素材と素材の安全性にこだわった住まい。
ゆるやかにカーブをした塀を設け格子戸を開けると前庭になります。
オリーブの木がリビングからと道路から格子戸越しに楽しめます。
元気な子供達が家じゅうを走りまわる姿を見守りながら、笑顔がたえない暮らし。
ふわぁとした光が身体にやさしく、ゆるやかに流れる空気があります。

心地よい陽だまりのある住まい
プライバシーを守りながらも、道行く人の視線を外した位置に開口部を設ける事で明るさを確保し開放的な空間を光と風が行き渡ります。
動きやすい動線と隠せる収納を設けた広がりのあるリビングを中心に、家族のつながりを育み健やかに過ごせるすまいとなっています。

新興住宅街の丘の上に佇む住宅。
南が塞がれ西の見晴らしの良い敷地を生かし、
深い庇と樹木で日差しを和らげ風を通す工夫と、
一日の光のうつろいと生活動線を合わせたプラン。